「ライフキネティック」ご存知ですか?

第2話「ライフキネティック」という言葉知ってますか?

みなさんこんばんは!若崎蓮です!✨
2月から「教えてLAGスポーツ」というコラムを書かせていただいております!

知ってるようであまり知らないことや、最新の研究など様々な運動と子どもにまつわる内容を中心に書いていきますので、会員の皆様も、縁あってこのページを閲覧されている方もお楽しみいただけたらと思います。
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それでは、本日第2回目のテーマは「ライフキネティック」です。
なかなか聞いたことがない言葉なのではないでしょうか?
それでは解説していきます!✨

ライフキネティックは、「生命の動き」という言葉から派生した言葉で、ドイツの運動指導者であるホルスト・ルッツさんが独自に開発し、研究を重ねた非常に画期的なトレーニング方法です。具体的には、「身体と脳を同時に刺激するトレーニング方法」のことを指します。これは、子どもたちにとって非常に有益で、具体的な動作やゲームを通じて楽しみながら発展的な成長を促進するだけでなく、子どもたちの感覚統合や協調性を向上させることが期待されます。🍀

身体を動かす点では通常のトレーニングもライフキネティックも同じですが、筋力トレーニングや加圧トレーニングとはまったく違う内容で行います。なんといっても大きな違いはボディ・コントロールに加えて、「視覚機能・認知機能」に着眼点を置いたトレーニングをすることです。

「身体と脳を同時に刺激する」「視覚機能・認知機能に着眼点を置いたトレーニング」

え…?結局どういうこと??🌀

と、ピンとこない方も多いかと思います。

過去にLAGスポーツで実際におこなった例を挙げますと、脳トレでよく行われる、自身の両手でじゃんけんをして、一方の手でもう一方の手に勝つ手を出し続けたり、お手玉を左右の手にもち、手をクロスさせて逆の手で受けるといった内容になります。💡

こうしたトレーニングは単純で簡単そうにみえますが、数度ならできても十数回繰り返すとなると、思いのほか難しいものです。次第に感覚が掴めなくなって、ミスが増えていきます。まずは自身の脳機能の限界を知り、それをトレーニングによって強化していく感じです。これがライフキネティック独特のトレーニング方法です。🏃‍♂️

ライフキネティックは、単純に身体機能を追い込むトレーニングではありません。そのため人によっては、物足りなさを感じる可能性はあります。
しかしフィジカルは本来脳機能、視覚機能・認知機能と連携させてこそ、最大限の効果を発揮するものであります。やってみると、意外に難しく感じることでしょう。そして徐々にできるようになっていくと、非常に楽になり、なによりも楽しく感じられてくることでしょう。こうした成功体験や積み重ねも子どもの成長にとって重要なのです。

私たちLAGスポーツでは自身のスポーツ経験に基づく指導だけでなく、このような学術的な観点も取り入れて指導をしております。ただ単に体を動かしたり、メニューを課すのではなく、その背景には最新の研究に則った理由や根拠があります。
皆様に貴重な時間とお金を使っていただく上で、講師一同、日々学びを重ねております。