スポーツを始めるなら何歳から？プレ・ゴールデンエイジ期には始めておきたい！

親御さんとしては、子どもに対してスポーツを何歳からやらせようか迷っている人がいるかもしれません。なるべく早くから始めた方がいいという意見が主流ではありますが、なぜ早くから始めた方がいいのかということには答えられない人が多いのではないでしょうか。

今回は、スポーツをなぜ小さい頃からやらせた方がいいのかという点について詳しく説明していますので、この機会に理解を深めてみてくださいね。

小さい頃からスポーツや遊びに親しんだほうがいい

スポーツを何歳から行えばいいのかということであれば、早いうちから経験させておいたほうがいいでしょう。小さい頃から1つのスポーツに特化する必要はありませんが、スポーツを含めた遊びに触れておくことは非常に大切になります。遊びを通じて運動におけるさまざまな動作を身につけることができ、それが運動神経の良さに繋がっていくからです。

親御さんとしては、小さい頃から積極的にスポーツや遊びをやらせるように仕向けた方がいいでしょう。親御さんも一緒に遊んであげることで、子どもが運動を好きになる可能性を高めることになります。

子どもの成長には世代ごとに特徴がある

運動においては、小さい頃の経験が非常に大きなカギを握ることになります。小さい頃にスポーツや遊びを通じていろいろな動きを体験してみることにより、運動神経や運動能力を高めることが可能です。運動における子どもの成長においては世代ごとに特徴がありますので、その特徴を踏まえた運動を行っていくといいでしょう。

4歳から8歳ごろのプレ・ゴールデンエイジ

プレ・ゴールデンエイジと呼ばれる頃は、本格的なゴールデンエイジに入る前段階になりますが、この時期をどのように過ごすかによってゴールデンエイジでの成長度合いが全然違ってきます。とくに運動神経に関わる神経系に関しては5歳までに80％近くが成長すると言われていますので、遊びやスポーツを通じていろいろな経験を積むことが大事です。

運動に繋がる動きは。脳から指令を出して神経細胞を介して筋肉に指令を出すことで行います。そのため神経系の成長に結びつけるために、いろいろな動きを行うことが肝心です。さまざまな運動を行うことで神経細胞が活発になりますので、最初はぎこちなくても次第にうまい具合に動かすことが可能になります。

9歳から12歳ごろのゴールデンエイジ

9歳から12歳にかけてのゴールデンエイジは、どんな運動をやったとしてもすぐに習得することができるという時期です。自分が見たことが無い運動であってもすぐにマスターしやすいことから、ゴールデンエイジと呼ばれています。

5歳までに80％成長すると言われている神経系に関しては、12歳ごろまでに100％になることが言われていますので、運動神経を成長させる機会はゴールデンエイジまでと言っても過言ではありません。ゴールデンエイジを貴重な期間として、運動神経や運動能力を発展させていくことがその後の飛躍に繋がってきます。

スポーツにおいての基礎的なテクニックは、この時期に習得を図ったほうがスムーズに行きやすいでしょう。その反面、パワー系や筋力アップをするためには、まだまだ体の成長が追い付いていないので、止めておいたほうがいいでしょう。

13歳から15歳ごろのポスト・ゴールデンエイジ

13歳から15歳ごろまでのポスト・ゴールデンエイジに関しては、もう運動神経の成長が見込めなくなりますので、飛躍的に運動能力がアップするということは厳しいと言えます。それでも運動能力をアップさせるためには、コツコツと粘り強くやっていく必要があるでしょう。

ポスト・ゴールデンエイジの頃は体格が大きく変わりますので、急激にパワーやスピードが加わっていきます。そのため、体格の変化に合わせてスポーツをやっていくことが求められるでしょう。スポーツのルールや戦略の理解が進みやすくなりますので、実戦を踏まえたトレーニングが効果的です。

子どもの運動神経は遺伝だけで決まるものではない

子どもの運動神経に関して言えば、生まれつきという側面があるように思えるかもしれませんが、実は遺伝によって決まるものではありません。運動神経に関して言えば小さい頃に鍛えることにより養えますので、遺伝の要素はそれほど大きくありません。

スポーツが得意な両親の元で生まれた子どもがそれだけで運動神経が発達するのか、と言えばそうではありませんし、スポーツがあまり得意でない両親の元で生まれた子どもであっても後天的に運動神経を養うことができます。子どもが生まれてきたときにはまだ色々な可能性がありますから、運動を得意にすることも可能です。

運動が苦手な人は、運動神経が発達する時期にあまり遊ぶ経験をしていないことが考えられます。遺伝だけで運動神経が決まるわけではありませんが、子どもの時に遊びやスポーツに親しんでいなければ運動神経が高まることは期待できないでしょう。だからこそ、小さい頃にいろいろな遊びやスポーツを行うことが大切なのです。

まとめ